2012-01-01から1年間の記事一覧

よいお年を

例に倣って今年を振り返ろうと思ってみたけれどうまく思考がまとまらないのでやめにしました。秋以降、会社の最寄り駅から京都駅までほぼ毎日歩きました。ひとりだったり気の合う人と散歩や寄り道もよくした。たいてい歩いていた気がする。 夏に北欧を旅でき…

手書きは楽しい

この万年筆を持ち始めて2年が経ちました。手書き(手描き)楽しい。インクはPILOT色雫シリーズ「月夜」です。美しい色味と濃淡の出方がお気に入り。 http://tomomii.hatenablog.com/entry/2012/06/17/230347 紫色のインクがほしいなと思い続けて半年、先日「…

「友情は季節に咲く花」なのかい?

12/5付 おとなの小論文教室。 友は恋よりうつろいやすく せつなくて味わいがありました。読み終えてしばらく気持ちのやり場に困ってしまいました。自分もひとたび咲くと長い。わたしは「なんでも話さなくても しょっちゅう会っていなくてもだいじょうぶ」と…

目が覚めてカーテンの隙間から見える青空がきれい

きれいに晴れました。やわらかな日射しがまぶしい。 先日 本田ゆうすけさんの個展を見にでかけた。ちょうどご本人がいらして、微かな空気の流れで揺れるモビールを見ながら少しお話をすることができた。 こうやって静かに動いているだけなのに時間を忘れてつ…

紅葉

生きている?と時々たずねたくなる。 春は桜 秋はもみじの色というふうに季節ごとの彩りは変化に満ちて美しい。一方、足元にはずっと変わらずそこにある緑の完成された景色があって、雨やどりをしながらしばらく見惚れた。 苔の緑は深く静かで優しを感じる。…

嵐山を散歩

JR山陰線 嵯峨嵐山駅で下車をしてひととき散歩をした。紅葉を期待してカメラを携えたものの人集りが激しく落ちついてファインダをのぞくどころではありませんでした。年末にかけて賑わいはやみそうにないな。渡月橋に着くころ小雨が降り出した。川沿いに並ぶ…

洗練された味とは

東京から戻る車中で京都の中華料理店を紹介する本を読んだ。ある料理人を表現した一節が響いたので書き留めておく。 静かな味、というものがある。 口数少なく、こつこつと、とことんやって、すっと引く。何食わぬ顔をして「ぱっ」と置く。 「洗練された味と…

まばたきして時計を見たら1時間経っていた

今すぐどうという話ではないし縁起でもないことを言うわけじゃなく、でもみんなといつかお別れする会えなくなるということを意識していこうと思うようになっています。 当たり前すぎてばかかというお話ですが、つい忘れてしまうので、ちゃんと覚悟してこの時…

夕べ寝落ちをして公開し損ねた週末のつれづれ

相変わらずタイトルを決めるのに苦労します。100円がかわいすぎて困りました。 街路樹の葉がはらはらと落ちはじめた。 半年間ヘヴィローテーションした部屋着は少し色が落ちて文字がかすれてのびたけどやわらかく体になじんでいる。半袖1枚ではもう寒い。 毎…

休日

例えば家で一人でいて何もすることがないとしても 退屈だなとか暇だとか何かしなければという感情が一切湧いてこないのはなんでだろう。若いときからそうです。何もすることがなくても何かをしていた気がするし、なーんにもしていない気もする。 安寧とした…

「花はときどき雄弁で困る」

ローカル電車を乗り継いで出掛けた信楽で 季節はずれに咲く睡蓮を見つけた。 花の時期はとうに過ぎたから、水盤は陶器店を脇に入った奥の方に置かれていて、その隅で葉っぱに隠れるようにしてひとつ咲いていた。とはいえ初秋にこんな真っ白でいたら目立つ。…

夕暮れがはやくなったねえ

近ごろ18:00を過ぎると一気に辺りが暗くなります。季節の移ろいを感じる。夜がさらに気持ちいい。「朝夕がすこし秋めいてきたねえ」 「雨上がりは夕焼けがきれいだ」 「御池通りの夜はすごくいい」 「いいお天気ですね」で?と言われそうなものごとがしみじ…

ピンボケ写真もわりと好き

ドラえもんがのび太くんに伝えることばで「そうやって待っているのも 楽しみのひとつじゃないか」というのがあります。Twitterを眺めていたら流れてきました。へー。わからないことはタイピングすればヒントや解が難なく得られるし、だいたいのものは買おう…

夜の散歩はたのしい

フレンチトースト&お茶をした帰り、一駅先までのつもりだったのに寄り道を含めて京都駅までぶらぶら歩いた。京都の夜は暖色系の灯りが多くてとてもいい。視力が弱いこともあって夜は視覚情報がぐんと減る。だいたいの輪郭はぼやけて見える。もののかたちはク…

リトルミイ(種族:ミムラ族)

先日訪れたFinlandのiittalaで一目惚れをしたマグカップ。学生時代から折に触れてムーミン童話全集を読み返し、アイコンに使うレベルでリトルミイが好き。 物語を通して登場する スナフキンの生き方や考え方はとても好みです。 彼女には「悲しむ」という感情…

眠気の昼下がり

窓辺に寝転んで雲が流れるのをみてる。夕べは久しぶりに美味しい日本酒と梅酒とカクテルを飲みました。周りをみわたして気の利いたやさしい人を定義してみると こちらの思考や行動や感情を予測して、ほんの少し先の未来にあわせて待っていてくれたり対応して…

8/16, 17 Stockholm→Helsinki(経由)→Paris

Charles de Gaulle空港で間に合うところまでアップします。もうまもなく帰路に向かいます。 カメラのSDカードとiPhoneの充電が切れてしまってパリの写真が撮れなかったことがとても心残り。北欧の楚々とした華やかさとは違い、なんというかフランスの華は原…

8/14, 15 Oslo→Copenhagen→Stockholm

夜の便でCopenhagen→Stockholm着した。ひぃ。 ほんとうはCopenhagenから電車で移動したかったのですが切符の取り方がわからない&列車の本数が少ないようで断念。 またデンマークの通貨(デンマーク クローネ)に換金するのをすっかり忘れており、小さな雑貨…

8/13, 森とフィヨルドを辿りFlam

今日はくたびれた。 時差ぼけと旅による無意識の緊張と連日の大移動で少々疲労が嵩んでいるかもしれません。 BergenからVossに移動する途中で目にした景色があまりに美しく見惚れて 写真におさめることができなかった。鄙びた古小屋が遠く遠くの湿地帯にぽつ…

8/12, Oslo→Bergen

22時を過ぎてようやく外が暗くなってきた。 Bergenのホテルでこのブログを書いています。バスと電車を乗り継いで無事到着できたよかったー。Osloからぜんぶひっくるめて8時間程かかったことになる…遠かった(OsloからBergenまで飛行機で50分の距離)。移動中…

8/12, Oslo市街

朝の気温は16℃。窓を開けると霧が濃くて辺りがよく見えない。ホテルのフロントで聞いてみるとこちらは霧の朝が多いそうで、しかし昼に近づくにつれて晴れてくるはずよとのこと。今日の最終目的地はフィヨルドに面した西の街Bergen。到着できるかしら不安でい…

8/11, Oslo

Helsinkiで乗り継ぎ、Oslo@Norwayにいます。昨晩貫徹だったおかげで10時間の空の旅はほぼ夢の中で助かりました。 いまこちらは20時過ぎていますが日本の16時ぐらいの明るさでおかしな感じ。ぜんぜん暗くならないのね。Helsinkiは曇って寒かったですが Oslo…

漢字と昼寝

扇風機の前に寝転がりながら宙に漢字を書いていた。 考という漢字をいくつも書くと(考考考…)なんだか人が床をほうきで掃いて掃除してるように見える。ちがうかしら。 考えて考えて掃いて掃いて掃いて、不要なものをそぎ落とすのだ。焦るって字も面白かった…

祖母のお見舞い

祖母が入院する病院にお見舞いに出掛けた。 しばらく行けない間に心臓は随分弱ってしまっていて、しかし高齢のため手術はかなわず、疲れないようほんの30分余り病室に居た。母を通して託けていた手紙は読んでくれているようだった。わたしはおばあちゃんこだ…

盤面の海を泳ぎまわる駒たち

猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)作者:小川 洋子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/07/08メディア: 文庫詩を紡ぐように駒を操るチェスプレイヤーの少年期から生を終えるまでのお話です。対局の様子や駒の動きをあらわす描写がとにかく美しい。 チェス盤と…

支離滅裂な脳内の様子

落ち込んでいるとかそういうのではまったくないのですが、季節の移ろいや暑さに少々疲れているせいと、週末の気持ちのほころびと、自分の不器用さに対する嫌気などなどが相まって、どこか棘が痛むような感じがあって抜けない。昨日の素敵なひとときについて…

梅雨明けと山鉾巡行

夏がきた。眩しい。 肝心の先端部分が落ちちゃいましたが先頭をゆく長刀鉾をオフィスから見ました。かっこいい。 ものすごい人集りと日差しに半ば辟易しつつお囃子のリズムを聴きながら仕事。

夜がくるとほっとする。

夏の扉がまもなく開く

綿毛のままでいるたんぽぽをひとつ見つけた。西洋たんぽぽかしら。この時期に咲いたのなら少しのんびりしている。 いつ飛ぶの?と思って、今朝方の強い雷雨を思い出す。激しい風雨にさらされてなお綿毛は空の方向を向いている。強いたんぽぽに違いない。よい…