2020年 春

季節が変わりました。寒風が和らいで穏やかな日差しと青空につられて気持ちも外向きになります。

新型コロナウィルス感染症 (COVID-19)の影響が拡大し、余波を受けて3月から自宅で仕事をしています。どうやら今の働き方が自分の定常となりそうです。

毎日のこと

1日のほとんどを自宅で過ごします。在宅勤務をスタートして最初の1週間はのびのび呑気に過ごしました。しかし慣れてくると思いのほかさびしい。
自分の役割は組織やひとに関わることが主です。業務コミュニケーションはチャットサービスを用い、MTGはリモート会議システムを活用します。ビデオ画面越しにちょこっとお互いの近況を話したり背景画像を見て笑い合うのはほっとするひとときです。アジェンダをこなして「おつかれさまです〜失礼しまーす」とMTGを終えた瞬間から静寂と孤独。日が経てばこの毎日に慣れるのでしょうか。誰かと笑っておしゃべりする機会が減りました。ひとの気配や喋り声があり、表情が見えて、目が合えば挨拶をしたり笑って交わす雑談がある。そんなやりとりに私は帰属意識や組織の存在を感じていたのでしょう。
社員が別々の場所で働くことが常態化し、大きな組織の変更や設計やマネジメントを中長期的にどうやっていくのか考えていかないといけません。価値観の共有、目線合わせをやっていけばいいのでしょう。組織文化をつくる、どうやって?自分がアウトプットできること、貢献できる価値とは?
昨今の変化はあまりに急で、環境整備や心の準備がないままにリモート前提の働き方が決まりました。不安は大きいですが、これまでにない挑戦を進めていくことになります。

在宅勤務をし始めて運動不足が加速しました!
通勤がなくなり、業務時間が可変であるため、生活を朝型にシフトして17:00ごろから運動という名の散歩をしています。走るのはしんどい。
誰にも会わず一人でいるとだらだらしてしまうので、少しの意識と心がけで毎日の楽しみを増やすことにしました。

  • 7:00~7:30am 起床
    • 通勤時間がなくなったことで1日の疲労具合がすごく減った。そのせいか朝すっきり起きられる。お肌の調子もよい
  • 朝夕のラジオ体操、腹筋10回
    • 腹筋は少しずつ回数が増えています
  • おいしいお茶タイム
    • 毎日の楽しみ。日本茶、紅茶、コーヒー、チャイ など気分によってお茶も器も変更する
  • ちゃんと着替える、整える
    • 最近は白シャツかロング丈のワンピースが制服化しています。面倒だけどアイロンもかけることにした
    • たまにネイルを塗って目に見える場所に色を置く。今は部屋に活けているラナンキュランスと同じ色。オレンジ&ピンク。気分転換が楽しい
  • ヘルシーな食事、おいしいものを食べる
    • 季節の野菜をしっかりいただく。おいしいパンを食べる
  • 花を活ける
    • 季節の花を見るのも選ぶのも楽しい。殺風景な部屋に彩りが増えてうれしい。今では部屋に花がないとさびしい
  • ルームフレグランス
    • 部屋によい香りが漂うと気分がよい。アロマポッドやデフューザー、ポプリを香らせる。お気に入りはMad et Len
  • 本屋に通う
    • インターネット以外の情報を得る。適切な刺激を自分に与える
  • 散歩
    • その日の外気を自分に取り込む。天気や気温や空模様や季節の花を見たり。ついでにパンやスイーツを買う
  • おしゃべり
    • 散歩したり笑ったりおしゃべりしたり。居心地のよい時間を過ごす

お茶のことや毎日の楽しみを記録するのは楽しいですね。

これからのこと

時間の過ごし方と考え方の変化を自覚しています。まったく関心がなかった複業に目が向くようになりました。
これから組織経営の学問を深掘りするかもしれないし、人生を共にするお稽古ごとやコミュニティにjoinしたり、友人やひととの関わりに楽しみを見つけるのかもしれません。今までになくニュートラルです。
書籍だけじゃなく、もっとひとと会って話がしたいです。仕事や組織や学問のこと、お茶やスイーツや毎日の過ごしかた楽しみのこと。これまであまりそんな風に思わなかったんだけどな、一人の時間が増えたせいでしょうか。

働き方が変わり、働く時間帯や住む場所の制限がなくなろうとしている今、意思を持ちどこでどうやって気持ちよく過ごしたいのかを考えています。
世界情勢の揺らぎはしばらく続きそうで、少し先の情況すら予想しづらいです。こんな時だからこそ自分の奥底にあるポリシーやスタイルが大切になってくるのでしょう。

ここまで自分のことばかりを記していますが、全ての皆さんが同じではないことは理解しています。飲食店や小売店、流通に関わる方々が日々の生活を支えてくれています。移動ができるのは、公共交通機関の方々がインフラを回してくださっているからです。混乱に陥らずに社会が回っている、なによりも、医療にかかわる方々が危険を犯してでも私たちが当たり前に生きられることを支えてくれています。

世界や社会の変化に自分はどう向き合っていくのか。少しずつ形づくっていきたいです。