散歩

朝起きたら昨日よりも日差しが暖かく感じて、先日ゲットしたローファーを足に慣らすために目的のない散歩に出かけた。

散歩はいいね。歩けば歩くほど頭がすっきりする。このところ寒かったせいで積極的な散歩から遠のいていた。家を出て電車に乗り歩く。
歩いていると五感が優位になる。あれが食べたいここに行きたい、そろそろ春の計画を立てよう、空が青くて街に色が増えてきたな、笑顔が素敵な店員さんだったな。そんなことを思っていたらぐちゃぐちゃになった考えごとの毛糸玉がするすると一本にほぐれていく感じがした。

室内で何時間もディスプレイに向き合い仕事や生活のToDoをこなして外的基準に自分を照らす日々。あんなふうに同じようになれないという諦めの感情は、自分でいたいということなのだな。歩いていると自分の脳が自分に返っていく。当たり前のことがすぐに分からなくなる。

よく知る川沿いの道と知らない道を半日ほど歩いた。靴はどこも痛いところがなく私の足にフィットしている。
散歩をしておいしいケーキを食べてぶらぶらと過ごした。春の散歩が楽しみだ。

2023年

あけましておめでとうございます。
新しい年を迎えました。
昨年お世話になったみなさまありがとうございました。

家にきて3年が経つ ホヤ レツーサがこの冬に初めて花をつけました
小さい花は★型でつぼみがたくさん かわいい

2022年

環境や生活、感情の変化が大きい1年でした。
状況は 2022年 秋 - Words fly away, the written letter remains. こちらと大きく変わっていません。

夏に住まいをリノベーションしました。
1年ほど前から水回りや室内ドアにガタが出始めて、引っ越しが頭をよぎりましたが思い直して現在の住環境を変更しました。大きな家具は廃棄し衣類と調理道具は長く使えるものだけ残すことにしました。暖色の照明に変えて床を無垢材にしました。壁に木の風合いを生かした棚を作ってもらい植物を置いています。ものが少なくてフラットなので掃除が楽です。

最近では、12月に入ってCOVID-19 陽性反応が出ました。珍しく咳き込み微熱があったため検査キットで調べてみたらやっぱり。軽症で済みましたが味覚と嗅覚に後遺症が出ました。匂いがほぼわからなくなり、数週間前に比べるとかなり戻りましたが今が完全にもとの状態かわかりません。

また年末には前々職時代の同僚とおしゃべりする機会があり、働くことや仕事観そして自分の時間を再確認しました。ふと思い出して自分が過去に書いた内容 を読み、私の道を歩けているか?YESじゃないことがわかってよかったです。寝込んでいた際に2022年は自分の時間と体力と気力をなかなか削っているなあと感じました。この先、何十年も付き合っていく心身は大切にしないといけないし、自分の人生の舵を私が握ることを忘れてはいけません。
本はほぼ頭に入らなかったな。夏以降は読めていません。生活を楽しむこと、本を読む時間と心の余白をもつこと。2023年に向けた課題です。

2023年

2022年は激動でした。過去を振り返ったとき、2022年があったから今に繋がっているなぁと思えるようにしたいです。日々の暮らしを穏やかに継続し、仕事を生活に近づけて、やってよかったと思えることを一つでも増やせるようにしたいです。
以前は欲がたくさんでいろんな感情と戦ってばかりでした。なんで自分はできないんだろう、もっとこうしたい!と足りないことに目が向きがちで、特に仕事の中では劣等感と不足意識で悶々としていました。それがコロナ禍のせいか年を重ねたおかげなのか、今は老子の「足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り」がしっくりきます。私にとっての幸せを知り、幸せでいるために必要な努力や研鑽を積めるひとでありたいです。
どうせ実現しないと思い込んでいても、ずっと思っていたらひょんなことから叶ったりすることもあるんだとこれまでの体験を通して知りました。人生いつ何が起こるかわからない。先が読めない未来をのびのびと楽しむ所存です。

「自分はいままで、何に悩み、何によろこんできたのか。
何に傷つき、何に感動してきたのか。
誰と出会い、誰と別れてきたのか。
何を手に入れ、何を失ってきたのか」

そうした自分にとってかけがえのない経験を綴ったひとつの物語こそが、
ほかならぬ私らしさを構成する核心的な要素となるはずである。

~ 野口裕二著「ナラティブの臨床社会学」~

リアルやインターネットで関わりがある方々はどうか元気でいてください。私も元気でいます。
おいしいものをたくさん食べましょう。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年 秋

小春日和が続きます。昼間は葉の色づきを見る散歩が気持ちよいし夜になると気温が下がって温かいお茶がおいしい。今の季節が一番好きです。冬の使者、木枯らしはまだ先かな。明日は立冬ですね。

仕事

5月末で前職を退職し、6月から別の企業で働いています。
長くお世話になったインターネット業界を離れて、生活に近しい美容・日用品の消費材メーカーで人事をしています。感情を持つ経営資源「ひと」をベースに組織という建造物を作る仕事で、どれだけ綿密に議論し設計図を書いてもなかなかその通りにいきません。そのわからなさが、人事の難しさでやりがいだと感じます。

自宅で過ごす日々から一変し、7:30に家を出て20:00 過ぎ帰りほぼ毎日大阪に通勤をしています。業界を変えた転職先は予想以上に異文化で驚きの連続でした。化粧品やヘアケア、美容家電といった有形商材を扱うため当然事業内容と市場が大きく変わりました。業務の中で飛び交う言葉は様変わりし、バリューチェーンを意識した事業、組織、配置、ひと、コスト意識が重要になります。ソフトウェア業界の知見は役に立たず、郷に従う必要があるように思えました。今になってその時の自分は余裕がなかったのだとわかります。人事経験、エンジニアリングの考え方やものづくりへの傾倒は十分活用できていて「ちょっと別の考え方をするひと」「組み立てるひと」として少しは役に立てている気がします。

現職はマーケティングを重視する組織で、マーケットに対してのこだわりや市場分析は見ていて学びになります。質のよいものを作ることは大前提、しかしそれだけでは売れない。どんな商品を開発するかどうしたら商品を知ってもらえるかどう認知を図るかどんなふうに顧客感情に触れるか何があれば継続して手に取ってもらえるか。そんな市場とのコミュニケーション設計はいち生活者消費者として身近だし勉強できることが多いです。また消費材を作る会社として、トップダウンサステナビリティ経営を徹底しています。

今年の夏は心身しんどかった。夏バテと慣れない通勤そして変化による気疲れや感情の揺れで1日をこなすのに精一杯でした。猛暑が過ぎ日差しが和らぐのと連動してようやく新しい自分のペースが掴めてきました。やっと越えた!そんな感覚です。

いけばな

お稽古を始めて1年半が過ぎました。楽しい。
季節ごとの花材を扱えること、枝や花それぞれの個性や特徴を知れること、どの花材を主役にするか決めること、型を意識しながら全体を作ること。そのどれもが楽しいです。「美」を感覚的に作るのではなく、ひとつ一つの役割を知り材料を組み立てて全体を作る建築に近いと知りました。そしてそのおもしろさに夢中です。
お稽古では2~3種類の花材を使います。その中からまず見つけるべきは自分が感じる対象の魅力。美しいと思う花材を選び、その個性を際立たせるために不要な部分を削ぎ落とします。鋏を入れる作業は最小限を意識して取捨選択をします。いけている時間の何倍も多くを、葉や花の向きそして花材の個性をいろんな角度から観察することに費やします。
いけばなと編集も似ていそうです。

いけばなでよく語られる「引き算の美学」「不足の美」それはつまり「必要なものに焦点を当てる」です。魅せるべき植物の姿が朧げながらも見えていれば、やみくもに鋏を入れなくても引く枝葉が見えてくる気がします。逆にその基準を持ち合わせていなければ、いくら型や技術を知り磨いたところで花を魅せるかたちにするのは難しいのでしょう。私は毎回迷ってばかり。これからも精進です。

うちの植物が大きくなりました。さっき数えたら観葉植物、シダ類、多肉植物や枝など13もの植物が身近にいます。厳しい夏を超えてみんな元気そうです。
私自身は生活することに積極的です。どんな生き方をしたいのかを意識することが増えました。限りある自分の時間でどんな過ごし方をするのか能動的でありたい。それが5年先の自分につながるかも。

最近お気に入りのものや道具をいくつかゲットしました。毎日の生活や好みに合うものを揃えて、メンテナンスをしながら使うのは満足度が高いです。「今年買ってよかったもの」エントリでこんど紹介しようかな?それらがあると家でのんびりと過ごす時間が有意義に思えるし、リモート勤務をしていた時よりも健康と食事を意識するようになりました。秋だから毎日すごくおなかが空いています。時間をかけて特別なメニューは作れないので、ごはんが上手に炊けてお味噌汁がおいしく作れたら十分満足。月に1度はお気に入りスイーツかデリシャスをたべたい。そんな感じで暮らすのが好きなのかもしれません。
温泉旅に出かけたいこの頃です。秋冬を楽しみたい。

秋のうちにこのエントリを書けてよかったです。
記録しておこうと書いては消して放置してかなりの時間が過ぎました。夏のしんどい時によく思い出す言葉がありました。記しておきます。

自分を壊れない機械のように扱うのはやめましょう
私たちは感情を持った人間です
自分を大切にする時間を1日のどこかで作ってください
あなたが笑顔でいることが大切です

2022年

あけましておめでとうございます。
今年も穏やかに新年を迎えることができました。
昨年お世話になったみなさまありがとうございました。そしてブログの更新がずいぶんとご無沙汰になりました。
f:id:tomomii:20220104134611j:plain
お正月に飾った蝋梅 透けた淡い花びらが特徴的

2021年

コロナ禍における働き方にすっかり慣れました。平日はほぼ家で過ごしています。
勤務時間を朝に倒して週に1~2回は1駅分片道 6,000歩ほど歩いたり動画を見ながら日替わりでストレッチやラジオ体操をするなどしています。運動不足解消を意識していても体力の低下は顕著で、駅の階段を上り切る頃には息があがってしまうし週末定例の散歩も歩く距離が減りました。外出機会が減ると暑さ寒さの耐性も低くなりますね、すぐにバテます。前はこんなんじゃなかったよな~いやそんなに変わらんかな?
でもマイナスばかりではなく、花粉症状は軽減されたし睡眠やプライベートの時間は格段に増えました。自身でコントロールできる余暇の増加はこれからの人生や働き方を考えるうえでプラスに働いている感覚があります。長い視点でものごとを見て、自分の時間や熱量を何に分配して何に割かないかがクリアになりました。おかげで考えても仕方がない迷いや焦りは減ったように感じます。

仕事では組織とひとを見る領域を任されています。大きな組織に自分の働きがどう作用できているかはいささか不安ですが、関わるメンバの仕事や環境がやりやすくなったりやりがいを持てたり、目指す方向が明確になり目的目標が達成できるように何をすればよいかを考えています。判断し勇気をもって決めること、時に翻訳をしたり伝わる言葉にして優先度をつけて動く訓練をしてきました。役割を全うするために以下を意識しています。

① 現在地や現状を把握し、目的地を設定する
② 現在地から目的地に向かう過程で発生する種々の問題を予見し、それに備える
③ 移動に乗り気じゃないメンバーがいれば話を重ねて、納得して動いてもらうだけのコミュニケーションをする
④ 場合によってメンバーを背負って目的地まで運ぶ

現組織に参加をして2年半が経ち、しかし勉強不足理解不足のために迷うことが多々あるためオンライン講座 APS や書籍を活用して経営学の領域を補完しています。
とはいえ大きなことはできず考える隙間なく 30min 刻みでMTGや1on1に追われて1日が過ぎることが多く、自分が機能することで組織にどれだけ影響できているかは課題です。もっと規模が小さくてやることが明確な方がお役に立てるのではないかと考えることもよくあります。

昨春からいけばなを習い始めました。いけばなを知るまでのイメージは「お金がかかりそうでハードルが高い贅沢な趣味」「美的センスがないと無理」「自分の生活に必要ではない」そう思っていました。そんなわたしがいけばなに傾倒した理由は別で書ければと思いますが、イメージと反していけばなにセンスは不要でした。お稽古費 (お花代込 4,300円/月)や道具費(花鋏 2,500円程度)は許容範囲内でしたし、最初に学ぶ「型」すなわち花をいける設計図の概念にとりこになりました。余白に気の向くままフリーハンドで描く絵ではなく、設計図に従いそこにあるパーツを組み立てていく建築や日本庭園のシステムに似ているように感じます。いけばなの場合、各パーツが生きていて、季節折々個性がある枝や花であることが大きな魅力になります。
いつも切り花を飾る時に感じていた「花が萎れる姿を見るのがかわいそう」の感情は先生から教えを乞うて見方が変わりました。枝花の生死は人間と同じです。花をいける際はちゃんと水揚げをし、植物固有の特徴を知り枝葉の向きを見て、つぼみの頃から萎れるまでいかにその花が長く美しく在れるかを意識します。花の時系列変化に応じていけ方を変えることもします。いけた枝花に自分を照らすようになりました。
おっと!早口でいけばなトークをはじめてしまった!
枝や観葉植物の成長を楽しむうちにいつのまにかうちの中に緑が生え増えました。カーテンレールに引っ掛けたりちゃぶ台上や床置きしている植物鉢や枝が10数個あり緑化拡大しています。

そうそう、お茶タイムに凝りだした年でもありました。
仕事の合間にお茶タイムを楽しみたいと思い、おいしい茶葉をゲットしてポットで煎れる時間を導入しています。夏以降リピートしているお茶は、中川誠盛堂茶舗正山小種東方美人茶。ひとくち飲んだ時にほわ~と広がる芳醇な香りと甘さが格別で、週1回頻度で優雅なお茶タイムを過ごしています。

ちょいちょい人生の惑いを感じながらも、むかし友人が送ってくれた言葉「一つのステップを挑戦して、考えて、感じて、楽しんでください」を実践できました。心身の健康を損ねることなく充実した1年を過ごせたように感じます。
積極的な遠出ができなかった分デリシャス活動もそれなりに留まったので、2022年はもうすこし外に出ていけるといいな。

2022年

展望やこれを成し遂げたいといった目標や思いを考えてみたものの頭がボヤけて思いつきませんでした。今年も日々の暮らしと仕事を無理なく継続し、やってよかったと思えることを一つでも増やしたいです。
これから何度も考えや思いや環境は変わると思うけれど、日々の生活に楽しみや幸せを見つけたり感じて穏やかに心身健康で過ごしたい。おばあちゃんが言いそうな科白で我ながらどうかと思う。けれど今は心からそう願っています。楽しく暮らすことが好きです。
自分と身近なひとたちには楽しくあってほしいので、そのために必要な学びや精進は続けていきます。
そういえば何年か前まで他者からの視点が怖かった。けれど、自分をよく思わないひとから嫌われても自分に変化はあまりないから気にしなくてもよいと思うようになりました。仲良くしてくれるひとのことはこれからも大切にします。

創造的たろうとして脇道にそれてはならない。
通常なされていることを観察し、それをよりよくしようと努力すればそれでよい。

Antoni Gaudi

人生は長いのでしまった!失敗!と感じても健康であれば何度だってやり直しはきく。

リアルやインターネットで関わりがある方々には健康に留意いただき、どうか元気でいてください。わたしもそうします。
おいしいものをたくさん食べたい!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020年 春

季節が変わりました。寒風が和らいで穏やかな日差しと青空につられて気持ちも外向きになります。

新型コロナウィルス感染症 (COVID-19)の影響が拡大し、余波を受けて3月から自宅で仕事をしています。どうやら今の働き方が自分の定常となりそうです。

毎日のこと

1日のほとんどを自宅で過ごします。在宅勤務をスタートして最初の1週間はのびのび呑気に過ごしました。しかし慣れてくると思いのほかさびしい。
自分の役割は組織やひとに関わることが主です。業務コミュニケーションはチャットサービスを用い、MTGはリモート会議システムを活用します。ビデオ画面越しにちょこっとお互いの近況を話したり背景画像を見て笑い合うのはほっとするひとときです。アジェンダをこなして「おつかれさまです〜失礼しまーす」とMTGを終えた瞬間から静寂と孤独。日が経てばこの毎日に慣れるのでしょうか。誰かと笑っておしゃべりする機会が減りました。ひとの気配や喋り声があり、表情が見えて、目が合えば挨拶をしたり笑って交わす雑談がある。そんなやりとりに私は帰属意識や組織の存在を感じていたのでしょう。
社員が別々の場所で働くことが常態化し、大きな組織の変更や設計やマネジメントを中長期的にどうやっていくのか考えていかないといけません。価値観の共有、目線合わせをやっていけばいいのでしょう。組織文化をつくる、どうやって?自分がアウトプットできること、貢献できる価値とは?
昨今の変化はあまりに急で、環境整備や心の準備がないままにリモート前提の働き方が決まりました。不安は大きいですが、これまでにない挑戦を進めていくことになります。

在宅勤務をし始めて運動不足が加速しました!
通勤がなくなり、業務時間が可変であるため、生活を朝型にシフトして17:00ごろから運動という名の散歩をしています。走るのはしんどい。
誰にも会わず一人でいるとだらだらしてしまうので、少しの意識と心がけで毎日の楽しみを増やすことにしました。

  • 7:00~7:30am 起床
    • 通勤時間がなくなったことで1日の疲労具合がすごく減った。そのせいか朝すっきり起きられる。お肌の調子もよい
  • 朝夕のラジオ体操、腹筋10回
    • 腹筋は少しずつ回数が増えています
  • おいしいお茶タイム
    • 毎日の楽しみ。日本茶、紅茶、コーヒー、チャイ など気分によってお茶も器も変更する
  • ちゃんと着替える、整える
    • 最近は白シャツかロング丈のワンピースが制服化しています。面倒だけどアイロンもかけることにした
    • たまにネイルを塗って目に見える場所に色を置く。今は部屋に活けているラナンキュランスと同じ色。オレンジ&ピンク。気分転換が楽しい
  • ヘルシーな食事、おいしいものを食べる
    • 季節の野菜をしっかりいただく。おいしいパンを食べる
  • 花を活ける
    • 季節の花を見るのも選ぶのも楽しい。殺風景な部屋に彩りが増えてうれしい。今では部屋に花がないとさびしい
  • ルームフレグランス
    • 部屋によい香りが漂うと気分がよい。アロマポッドやデフューザー、ポプリを香らせる。お気に入りはMad et Len
  • 本屋に通う
    • インターネット以外の情報を得る。適切な刺激を自分に与える
  • 散歩
    • その日の外気を自分に取り込む。天気や気温や空模様や季節の花を見たり。ついでにパンやスイーツを買う
  • おしゃべり
    • 散歩したり笑ったりおしゃべりしたり。居心地のよい時間を過ごす

お茶のことや毎日の楽しみを記録するのは楽しいですね。

これからのこと

時間の過ごし方と考え方の変化を自覚しています。まったく関心がなかった複業に目が向くようになりました。
これから組織経営の学問を深掘りするかもしれないし、人生を共にするお稽古ごとやコミュニティにjoinしたり、友人やひととの関わりに楽しみを見つけるのかもしれません。今までになくニュートラルです。
書籍だけじゃなく、もっとひとと会って話がしたいです。仕事や組織や学問のこと、お茶やスイーツや毎日の過ごしかた楽しみのこと。これまであまりそんな風に思わなかったんだけどな、一人の時間が増えたせいでしょうか。

働き方が変わり、働く時間帯や住む場所の制限がなくなろうとしている今、意思を持ちどこでどうやって気持ちよく過ごしたいのかを考えています。
世界情勢の揺らぎはしばらく続きそうで、少し先の情況すら予想しづらいです。こんな時だからこそ自分の奥底にあるポリシーやスタイルが大切になってくるのでしょう。

ここまで自分のことばかりを記していますが、全ての皆さんが同じではないことは理解しています。飲食店や小売店、流通に関わる方々が日々の生活を支えてくれています。移動ができるのは、公共交通機関の方々がインフラを回してくださっているからです。混乱に陥らずに社会が回っている、なによりも、医療にかかわる方々が危険を犯してでも私たちが当たり前に生きられることを支えてくれています。

世界や社会の変化に自分はどう向き合っていくのか。少しずつ形づくっていきたいです。

「喜嶋先生の静かな世界」

「喜嶋先生の静かな世界」を再読した。この物語を読むと、深呼吸をしたくなる。

森博嗣著書の中でもお気に入りの作品で、何度も読み返している。次回読み返す時のために今回の読書ログを残しておきたい。ネタバレを含むので詳細を知りたくない方は引き返していただけると幸いです。

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

喜嶋先生の静かな世界 (100周年書き下ろし)

  • 作者:森 博嗣
  • 発売日: 2010/10/26
  • メディア: 単行本

主人公 橋場くんがゼミで研究をスタートしてから大学の研究者になるまでの約15年間を描いたお話で、私は主人公を自分や業務に置き換えて読むことが多い。学生時代の生活模様、研究に没頭する日々、日常生活、近しい他者との関わり、キャリア... 未来と過去を行き来しながら橋場くんの時間が流れていく。研究の楽しさを知り没頭する隣にいつも同研究室の助手 喜嶋先生がいる。研究とはなにか?研究者とはどういうものなのか?研究者として生きるとは?それを思うとき、橋場くんはいつも「喜嶋先生だったら」と逡巡するのだ。

橋場くんと喜嶋先生、そしてごくせまい人間関係が静かに淡々と綴られており、読者である私たちの隣で彼らのお喋りを聞いているかのような錯覚をする。彼らの紡ぐ言葉は飾らなく自然体で親しみやすくほっとするし、思考は硬派で静か。表現の透明度が高くてときめく。こういう人たちが身近にいたら好きになる。

さて橋場くんが一目置く存在、喜嶋先生とはどんな人物か。朴訥としていて言葉も格好もまるで飾り気がない。大学内でのポジションやステイタスといったものには全く関心がない。率直すぎて突拍子がなく研究室や周りのみんなを驚かすことが度々だ。橋場くんが学部〜大学院時代は、喜嶋先生に質問すれば即返答や助言がもらえるという師弟関係であるが、橋場くんの成長に伴い徐々に2人の距離は近づいていく。その様が実によい。時に喜嶋先生から質問や議論を投げかけ、2人がまるで同志や友人のように部屋でお酒を飲み交わすシーンには胸が熱くなる。
ただその幸せはひとときで、橋場くんが研究者として独立するに連れて少しずつ2人の距離は遠くなっていく。
喜嶋先生が橋場くんの結婚式祝辞で弾塑性論や流体力学や研究展望を延々と語り、司会者に止められて「そうか、べつに、明日直接話せば良いのか」と研究談義を打ち切るシーンは読後に振り返るととても悲しい。
わたしたちは約束しないと会えなくなってはじめて、約束しなくても会えることのありがたさを知るのだ。

喜嶋先生の在り方は主人公にとって「王道」だった。喜嶋先生の隣で王道を歩んでいた自分が、喜嶋先生と距離ができ、時間に追われ、没頭したいことに向き合えなくなり、大切な存在と会えなくなって、やっと王道から逸れている自身に気づく。主人公の憧憬とも後悔とも受け取れる感情が終盤の数頁に凝縮されている。読む度に、もう一人の自分に、いまお前はどうなのだ?と迫られている気がしてギュッとなる。

お気に入りの節を以下に記す。

とても不思議なことに、高く登るほど、他の峰が見えるようになるのだ。これは、高い位置に立った人にしかわからないことだろう。ああ、あの人は、あの山を登っているのか、その向こうにも山があるのだな、というように、広く見通しが利くようになる。
この見通しこそが、人間にとって重要なことではないだろうか。他人を認め、お互いに尊重し合う、そういった気持ちがきっと芽生える。
だから、なにか一つの専門分野を極めつつある人は、自分とは違う分野についても、かなり的確な質問ができるし、有益なアドバイスもできる。僕はまだよくわからないけれど、大学の先生という職業が成り立っているのは、こういう原理だと思える。
(略)
人生には、いろいろな山があるけれど、山を乗り越える技術を身に着けることで、同じ高さの山であればどんどん簡単に乗り越えられるようになる。でも、もっと高い山がつぎつぎに現れて、今度ばかりは駄目なんじゃないか、と心配になるときもある。だけど、どうなんだろう。
それを登らずに引き返すことなんてできるのだろうか?遠回りをして迂回することはできるかもしれないけれど、結局トータルすれば同じ労力が必要なのかもしれないし、もしかしたら、遠回りすることで余計にエネルギィを使ったうえ、高いところを見られないことになるかもしれない。たぶん、生きているかぎりは、乗り越えて行かなくてはいけないものなのだ、という気はする。というよりも、そもそもその山は、自分が作っているんじゃないかな、とも思うのだ。
pp.290-291

たまに意識してゆっくりと歩く。右足と左足を交互に出すのだ。それから深呼吸をよくした。呼吸を意識すると、気持ちが落ちつく。考えるために、コンスタントに体調を維持したい。食事はなるべく減らして、空腹に近い状態がベストだった。
(中略)
喜嶋先生ほど、クリーンでサイレントに生きている人を僕は知らない。探せば沢山いるはずだけれど、きっと、透明で無音ゆえに、見つからないのだろう。先生だけは、たまたま僕がすぐ近くにいたから、存在を知ることができたのだ。
pp.314-315

橋場くんのような空気を纏うひとがたまにいるなと感じた。
人の話に興味深く耳を傾けて、どの人にも変わらない態度で、楽しそうに自分の話をする。
自分のありのままの姿を受け容れ、それを肯定することから始め、大きく見せることやひがんだりすねたりすることがない。「不完全でも、他人より劣っていても、それはそれでいいではないか」という雰囲気があり、それは他者に対しても同じだ。完璧であること、首尾一貫していること、他よりも優れていることを自分にも相手にも要求しない。年齢とか立場とか格好がどうとかのわかりやすい基準を超えている。そういうひとの周りは知的で安らげる空気が漂っている。

今日3/5は啓蟄の日。冬眠していた生き物が眠りから覚めて活動し始める頃だ。
呼吸を深くして毎日を過ごそう。

SRE NEXT 2020 参加記録

1/25(土)に豊洲フロントで開催されたSRE NEXT 2020に参加してきました。
参加者の大半はSREまたはソフトウエアエンジニア現職とのことで、自分が参加しても大丈夫?の不安が募りましたが、全セッションを通して大変興味深く自分の関心が満たされました。私が本イベントに参加した目的は以下です。

  • SREそのものへの興味関心
  • 各社のSREの取り組みを知る
  • 技術と組織・人をどう繋いでいるか、どう仕組みづくりをしているかを知る

拝聴したセッションについて感想を残します。

SRE NEXT 2020

  • 参加セッション
    • [A0] 分散アプリケーションの信頼性観測技術に関する研究 / 坪内佑樹さん
    • [C1] 絶え間なく変化するメルカリ・メルペイにおけるSREの組織と成長 / 渋谷さん、高木さん
    • [A2] パフォーマンスを最大化するための SRE のオンボーディング事例 / tkuchikiさん
    • [A3] freee のエンジニアは障害から何を学び、どう改善しているのか? / 坂井学さん
    • [A4] 日経電子版SREチーム立ち上げ中 / osamu takayasuさん
    • [B6] ZOZO MLOps のチームリーディングとSRE(Engineering) / 瀬尾 直利 (そのっつ)さん
    • [B7] SRE Practices in Mercari Microservices / Taichi Nakashimaさん

[A0] 分散アプリケーションの信頼性観測技術に関する研究

SREの次、 "next" を会場の皆さんと考えてみたいとお話がありました。
冒頭で 1983年に書かれた論文「自動化の皮肉(Ironies Automation)」を紹介します。Bainbridgeは本論文で、システムを自動化すれば運用が楽になり万事解決するとは言えない。自動化するほどに人間の訓練や負荷は高まると示しています。35年前の示唆の通り、システムの自動化推進はエンジニアにひとときの楽をもたらしました。他方で複雑化するシステムは人間に対してさらなる課題を生んでいるように見えます。
Ironies Automationに対するアプローチとして、ゆううきさんは「人間が失敗を許容する前提で運用を設計する。失敗とは、一時的な信頼性の低下を許容すること」を提案しました。

信頼性の低下は、システム開発・運用者にとって恐怖であり失敗と見なされがちです。でもSREは信頼性を制御するための工学だと定義すれば、一時的な信頼性の低下は失敗ではない、というのがゆううきさんの解釈です。仮にシステムが不安定になっても「これは我々が制御できるシステムだ」とわかっていれば、システムに変更を加える恐怖が減ります。恐怖が減ればシステム変更が容易になります。システム変更速度が上がれば開発者は前向きな開発が進めやすくなります。
信頼性向上を目指すシステム開発・運用から、エンジニアがシステムを制御できる状態に主眼を置きませんか。失敗を許容する前提で運用を設計することにより、システムの信頼性を高めたい。この世界をゆううきさんは見たいのだなと感じました。
研究を進めるうえで「人と組織(経営学)」「人と機械(認知システム工学)」にも着目しているそうです。SREの研究者として明らかにしていく3つの研究テーマを紹介されました。

  • 時間軸の可観測性:時系列データベースの研究
  • 空間軸の可観測性:地理的に分散したアプリケーションの信頼性向上
  • データの一貫性を保証しつつ、応答性を最大化できるよう制御

自分が本講演を聴いて印象に残った言葉は以下です。

これらの研究を進めることで、SREの次 (例えばいまSREの領域で主流の Microservise等)や別の道がないかを模索しようとしている

研究とは「研ぎ澄まし、突めること。新しい事実や解釈の発見」です。本講演では、GoogleのSRE本から1つ歩を進めて、SREとは信頼性を制御するための工学で一時的な信頼性の低下は失敗ではないとの解釈を示されました。ゆううきさんは、その解釈の先に新しい山を作って越え、道を作っていくんだな。SREの皆さんが扱う技術領域をよくするために、地図にはない領域を探って扉を開けていかれるのですね。わくわく。技術者がどんなWebシステムも容易に制御可能になって運用が楽になれば、システムや人間にはどんな未来が広がるのでしょう。

AD100年頃にガラスの製造方法が発見されてから、人間は鏡を作り、自画像が描けるようになり、眼鏡や望遠鏡を発明し、カメラレンズそしてテレビ映像の発達に繋がりました。そしてグラスファイバーを活用してWWWがスタートし、今ではスマートフォンで撮影した画像を世界中に公開できます。
研究者のお話から私たちは悠久の時を感じたり未来への想像を膨らませる機会をもらえます。
本講演の次は、SREの未来はどんなだろうと思わされる、SRE "next"にふさわしい基調講演を聴くことができました。

[C1] 絶え間なく変化するメルカリ・メルペイにおけるSREの組織と成長

本セッションは後方で立ち見となりました。外のブースの声が近く、ドアも解放状態でしたので、講演内容全てを聞きとることができませんでした。少し残念。
高木さんパートのスライド「1人目のSRE時代」のくだりはリアリティがあります。1人でSREを立ち上げて手を動かし、最初はtoilも受け入れてできることは全部やる。しんどい1人時代から数年かけて複数チームにするまでの過程を知れることは、これからSREを導入していこうとする組織に大きな学びとなります。

[A2] パフォーマンスを最大化するための SRE のオンボーディング事例

中途採用で入社したSREが新しい環境で成功するために実施したオンボーディング事例を紹介されました。
まず参考にしたいと感じたのは、オンボーディングのゴールはどこかをきっちりと設定して一連を仕組み化されている点です。メルカリさんのSREチームでは、オンボーディングのゴールを「オンコールを担当できる状態になること」としています。
そのための技術知識の習得は、newbie用のチャンネルを作ったり演習問題をこなすなど充実した環境整備がされているようでした。しかしオンコール対応時は技術知識だけでは足りません。オンボーディングに必要な追加項目としてドメイン知識や組織詳細の情報共有を挙げられておりなるほどなあと感じました。
ドメイン知識や組織間コミュニケーションは時間をかけて慣れるしかなく、慣れるまでの時間も人によりばらつきが大きいです。できる限りばらつきを小さく早期にスムースにキャッチアップできるために、メルカリさんでは以下の取り組みを行ない効果を得ているとのことでした。

今後自分が所属している組織でも参考にできる具体例をたくさん拝聴できました。

[A3] freee のエンジニアは障害から何を学び、どう改善しているのか?

いや〜1から10まで勉強になりました。発表最初に「エンジニアとして恥ずかしいことも全部話すつもりできました」とおっしゃった通り、失敗体験含めた事例詳細と改善策を洗いざらい公開してくださいました。
「失敗して攻めよう」が根付いているfreeeさんの文化は素晴らしいと思いました。失敗や障害の一つひとつから学んで、仕組みづくりや対応フローの整備、ポストモーテムの文化醸成など、全社で組織的に改善を進められている姿勢に見習うことは多いです。
幅広く参考にできる具体的な事例がたくさんです。定期的にスライドを目にして、自組織でも取り入れていきたいです。

[A4] 日経電子版SREチーム立ち上げ中

日本経済新聞社さんSREチームの現状紹介も大変興味深くリアルな内容でした。日経電子版のシステムは巨大なだけではなく、さらに内製と外注システムが入り混る複雑な構造で、普段の技術導入やシステム開発も相当たいへんなのではないか?と想像できます。会社として今後電子版に力を入れるためSREチームを立ち上げられたそうですが、当初はSREに求めるスキル保持者はいなかったそうです。「サービスレベルがバラバラ・計測されていない・目標がない」課題は明確だが、チーム全員が兼務で、何から手をつければいいのやらという状況でしたとのお話から、これまでのご苦労が身にしみて感じました。
社内のエンジニアやマネージャに対して、システムの安定性担保は大事ですよねという啓蒙からスタートし、少しずつ理解者協力者を増やしながら、障害対応フローを整備やDevOpsを進められています。次はSLI/SLOの設定・計測にチャレンジされるとのこと、今なおSREチームの立ち上げに挑まれている発表に力をもらいました。
自組織の参考にぜひさせてもらいたいです。

ZOZO MLOps のチームリーディングとSRE(Engineering)

そのっつさんが現職でEM、TLとしてどのようにチームマネジメントをやっているかの紹介でした。マネジメント内容を技術イベントで話すことは滅多にないとのことで、そのっつさんのマネジメント手法が伺える貴重なお話でした。こんなマネージャがいるチームにjoinしたいと思われた方も多いのではないでしょうか。
発表内で特に印象に残った項目は以下です。

  • チーム方向性を定義
    • チームの軸(目標)がぶれないようにちゃんと定義する
      • 意義目標(業務の意味付け)、成果目標(実務ベースの目標)、行動目標(個々人)
  • ルールより文化
    • 意識しなくてもできる当たり前にするように、日々言葉にして伝える・話すことを重視
      • 例「エンジニアはコードがあれば読むのは当たり前」「技術ドキュメントを書くのは当たり前」「やってみてダメなら変えればいい」「技術で殴ろう(細部を追わないと技術で解決できない)」など

お話の端々から、マネジメントのあり方を日々学ばれていることが垣間見えて刺激を受けました。

SRE Practices in Mercari Microservices

メルカリさんのプラットフォームチームTLとして、SREをどう実践しているか「SLI/SLO」「オンコール」「トイル」3点を軸に紹介されました。
deeeeetさんの発表はたいへん綺麗かつ端的に体系化されていて、スライドを見てもそのことが明らかです。加えてSREを実践するための組織背景には、数多くの書籍や事例からdeeetさんが学ばれた理論や手法を導入されており、引き出しの多さに圧倒されます。

メルカリさんのオンコール対応はSREやプラットフォームチームだけじゃなく、サービスチームも担当するというのは新たな知見でした。オンコール対応のシステム区分やオンコール時にどんな判断がなされているかの紹介もあり勉強になりました。
メルカリさんの技術組織力はさすがだなと感じます。「お願いされる」「お願いする」チーム関係をなるだけ排除し、全体最適を重視してできる限り組織的な判断で決めがなされているようでした。組織やチーム・人数が多くなると全体最適がしづらくなります。メルカリさんは、常に新たな技術やノウハウを柔軟に取り込み、仕組み作りと運用を重視して日々のシステム開発を行われていることが伝わりました。

むすび

本イベントに参加できてよかったです。技術組織に所属しているがエンジニアじゃなくSREでもない自分にも得るものが多くありました。
私はいま経営学と技術組織デザインについて書籍・資料と自組織から学んでいる最中です。他社事例を知る機会が少ないなか、これまではSREconの動画を見たりSRE皆さんが語られる「人と技術と組織」を統合したリアルなお話から学んできました。今回は一度に研究者の解釈や複数企業の事例を伺うことができてうれしい情報の洪水でした。
【SRE Next 2020】発表資料まとめ - Qiita 今後このまとめを繰り返し参考にさせてもらうでしょう。

SRE NEXT 2020では、運営メンバ皆さまそして参加者皆さんの親切に救われました。
一人で席についていた時、SREの前職同僚が「一人ですか、自分が解説しましょう」とフォローしてくださったのはうれしかったです。「イベント運営は、一人で来ている参加者や、専門分野外から新しく参加してくれた人を大切にしないといけない。今回自分は運営じゃないけど技術イベントに育ててもらった身としてSREとして協力したい」とお話いただき、自分が知るSRE 皆さんのやさしさをここでも感じることができました。運営メンバ皆さまのサポートも行き届いていて助かりました。
別分野の初心者が一人でイベントに参加するのは勇気がいりますが、そこにいるひとの親切と温かさの後押しがあればえいっと越境することができるように感じます。なので今回のように、お隣の領域で安心して参加や活動ができる経験を自分内に増やしていきたいです。最近はぼちぼちGoogle - Site Reliability Engineeringを訳しはじめています。本職SREの方のサポートが必要になりますが仕上げられるといいな。

参加からはや2週間が経過し、やっとレポートをまとめることができました。
少し遅くなりましたが、SRE NEXT 2020運営皆さま、講演者皆さま、そして参加者皆さまに感謝をお伝えしたいです。ありがとうございました。

参加記録を残すだけに留まらず、ゆくゆくは自分もどこかでお話ができるようになれるといいなぁと妄想しはじめています。