珈琲美美@福岡 のこと

福岡は大濠公園近くの珈琲美美 について書く。

珈琲美美を知ったきっかけは、珈琲特集雑誌で アクセスが制限されています[食べログ] のマスター 畑さんが語るインタビュー記事だ。
インタビューでは、Elephant Factory Coffee のこだわりや全国の珈琲専門店を巡られたこと、その中で影響を受けた自家焙煎珈琲店を3つ挙げられたいた。尾道珈琲店(名前忘れ)「大坊珈琲店」そして「珈琲美美」。うろ覚えであるが、畑さんのコメントはこうだった。

福岡の珈琲美美さんの珈琲はクオリティが高い。なによりもマスターが30年間店に立ち、切り盛りをしている。かっこいいんですよ。

今は閉店してしまった南青山の名店「大坊珈琲店」は自分も大好きなお店だったので、福岡に出向く機会があれば珈琲美美にきっと行くんだと決めた。

時が経ち、友人が福岡を訪れた際に「落ち着きのあるお店」として店前と珈琲の画像を投稿された、その場所が偶然にも珈琲美美だったのだ。
うおーそこは私が行きたいと思っていた珈琲専門店です!
ずっと行きたいと思っていたお店が一気に身近に感じられてホクホクしたのを覚えている。

それからさらに1年が過ぎて、2016年夏に会社の出張で福岡を訪れることになる。もちろん珈琲美美が脳裏を過ぎるのだった。

出向いた日、博多駅から地下鉄で大濠公園駅で降りるべきがぼんやりして下車し損ねたりした。無事下車して、池のほとりを経由して珈琲美美まで散歩。とても蒸し暑い日で強い日差しに辟易した。池近くのベンチに座って温風に吹かれながら亀と鳥を眺めた。

大濠公園を抜けて左に曲がり、すこし進んだ先に珈琲美美がある。左?右かも。

お店は緑の多い並木道通り沿いにあり、店前には珈琲豆を焙煎した香りがずっと漂っていた。1Fは焙煎に使われる機械が収められた作業場で2Fに案内された。店内はクラシックな色調で統一されており、木の香りと珈琲の香りが半分ずつする。カウンターの向こうにマスターと奥様が並んで立っているのが見えた。
フルーツケーキとマザグランをオーダー。珈琲は奥様の手によってそれはとても丁寧に淹れられた。作業工程の一部始終を観察し、見惚れていた。時々マスターの森光さんが指示出しをされている様子が見えた。
マザグランは氷の入っていないタイプの濃厚なアイスコーヒーで、冷やす工程でシェーカーが使われていた。当時の画像が全て失われてしまい残念。よく冷えたマザグランは綺麗にコーヒーとミルクが分離されて香りはもちろん見た目にも美しかった。
フルーツケーキはたくさんのドライフルーツとナッツが含まれてどっしりだ。上品な甘さが好みで今すぐたべたいとなる。
のんびりとした時間が流れるおすすめのお店です。

今年になって、2016年12月に珈琲美美のマスター森光さんが亡くなられたことを知った。
大坊珈琲店のマスター大坊さんが「僕は珈琲屋だけど、彼は珈琲だった」と森光さんについて語られていた。
ああいいな、これが知己というものだな、と思う。

珈琲美美は森光さんの奥様が引き継がれている。いずれまたマザグランとフルーツケーキをいただける機会があるとうれしい。


大坊珈琲店

大坊珈琲店

珈琲屋

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