9/15(金) Zermatt

4日目、快晴。

AM : マッターホルンを眺めるハイキング

団体ツアーのオプションとして開催されている「マッターホルンが見えるハイキングツアー」に参加をしました。ツアー内容は、ゴルナーグラード鉄道に乗車して、終着駅のゴルナーグラード展望台からマッターホルンを眺めたのち、途中駅のローテンボーデン駅で下車してリッフェルベルク駅まで一駅分を1.5hかけてハイキングするというもの。ツアーガイドを担当してくださった方は、ガイドの仕事をしながらスイスの低山とクライミングでトレーニングを積み、来年マッターホルン登頂にアタックするそうです。
ゴルナーグラード展望台から望むマッターホルン。標高4,478m。どーん。

湖面に映る逆さマッターホルン。美しい。ガイドさんによると、逆さの山をこれほど美しく見ることができる確率は全体の2割程度だそうです。無風、青空、山が雲に隠れていない。この3つの条件が揃わないと見られない。

マッターホルンは独峰で目立つ上にそのフォルムが美しいため世界中にファンがいて有名です。圧倒的存在感。
しかし自分がずっと眺めていたいなと思うのは、同じゴルナーグラード展望台から展望できるモンテ・ローザドームでした。みながマッターホルンをバックに撮影する中、モンテローザとドームの迫力と神々しさと目を奪われていると、マッターホルンよりこっちが好み?とガイドさんが話かけてくれました。マッターホルンを見に来てこんなことを言うのは申し訳ないが、なぜだか連峰や氷河の迫力の方に惹かれるんですと話すと「ツェルマットでガイドをしながらこんなことを言ったらまずいけど、わたしにはマッターホルンよりもワイスホルンの方が好きなんですよ」と伝えてくれて、一緒に笑いました。
モンテ・ローザ。写真の中央から左に位置する奥の高い山。近くを流れる氷河と周辺の4,000m超の山々の迫力もあってもうどこを見たらいいのかわからない。

尖った2つの連峰のうち手前がドーム。Saas-Feeの話題の中でイタリア出身のおじさまが言っていた山とここで思いがけず遭遇できてうれしかった。

ハイキング中は案の定めちゃくちゃ寒くて手の感覚がなくなってしまいました。スイスの山岳地方を訪れる方は防寒対策をよろしくおねがいします。手袋、帽子、マフラーは必須。
ハイキングを終えて、リッフェルベルグ駅からゴルナーグラード鉄道でツェルマット駅まで戻りました。街に身をつんざくような冷たい風はなくほっ。

PM: Zermatt を散歩

COOPで購入したサラダとサンドウィッチをホテルの自由スペースでいただいたあと街に出かけました。
ZermattもSt. Moritzと同様に山に囲まれたこじんまりな観光地、登山客が集う山岳リゾートです。どちらもガソリン車の大型車両は侵入禁止で環境保全に厳しい街です。両者が異なる点は、St. Moritzはウィンタースポーツ、Zermattは登山やクライマーの憧れの地であることくらいか。
Zermattの街の高級時計や有名な山岳スポーツブランドが軒を連ねるメイン通りをぐるっと周回し、路地を入ってみたりしたものの、なんとなく自分はSt. Moritzのほうがしっくり歩きやすく思いました。なんだろうなー St. Moritzは人の生活や暮らしがそこにある感じがしました。
COOPでミネラルウォーターと食べ物をちょこちょこ購入して早い時間にホテルに戻り、9/14のエントリを忘れないうちに記録。そのあとまたしても昼寝をしてしまった。COOPで水を買うとやすいの!0.9Fでした!次からはCOOPです。

ほか

Zermattのホテルに常備されている石鹸の香りが気に入っています。はー自分からいい香りがする。このホテルを去る時に石鹸について教えてもらおう。
次のブログではいよいよ食べもののことについて書きたい。「郷に入っては郷に従え」に同意ではありますが、日本でたべるごはんの素晴らしさを実感しています。ああごはんとカレーライスがたべたいと毎日念じている。そして時差ぼけは依然として治りません。

9/15の写真

今日はZermattを離れWengenのホテルを目指します。このあとWengenについて予習をしないと。
日本はもう土曜日の昼、ランチどきでしょうか。こちらにいて毎日京都の天気予報をチェックしています。台風の接近を把握。大きな被害がないことを願う。