2/16 @北野天満宮



満開を待たず梅を見に北野天満宮にでかけました。つぼみまじりにちらほらと咲く梅の花が好き。鈴みたいでかわいい。季節の花を身近に感じて暮らせる京都は贅沢な街です。

極寒だった。どれぐらい寒かったかと言いますと(山陰本線 円町駅で下車し)西大路丸太町から北野天満宮まで歩いた道中の記憶ゼロなレベル。冷えた手は自由が効かず痛かった。

北野天満宮に着くと梅の香りがふんわりしていた。
人はまばらで少しの観光客と受験祈願に来たらしい親子連れが参拝していた。黄梅の香りを横切ってしばらく歩くと奥にこじんまりと咲く白梅があって、なぜかその木がすごく気に入り何枚かシャッターを切った。上の写真はそのうちの一つです。寒風に飛ばされて小雪が舞うとモノクロの景色になった。

帽子に雪は積もるし寒さで涙目になりながら来た道を戻る途中、同僚の知った声で名前を呼ばれて驚いた。こんなところでこの寒い日に!手水舎の横で写真を撮ってたでしょー知ってましたよーと。なんとーー京都せまいね!先に声をかけてくれればよかったのに。

今のことを1年後/数年後にちゃんと覚えているだろうかなーとよく思う。こんな風に思えるのは今だけなんだろうな、いずれみんな今の気持ちを忘れてしまうのかなとか。あの時見た梅は綺麗だったなーほんとうに寒い日だったなーばったりkさんが声をかけてくれたなー。セットで記憶しておきたい。
そんなことを考えていたら小沢健二の「さよならなんて云えないよ」の歌詞を思い出してすこしせつなくなった。