5/14(日)@東京

東京を歩いてきました。

ひとりぶらりと東京を歩きたいと思いついたとき、ふと関東在住の知人Aさん(仮)が頭を過った。わたしは常々Aさんの紡がれる言葉や感性を素敵だと感じていて、Aさんのおもう「東京」を歩いてみたくなって、無礼を承知で思いきってオススメエリアを教えてとお願いさせてもらった。するとすぐに丁寧なお返事をいただき(ありがとうありがとう)神保町の文房具店と上野周辺そしてあんみつ屋さん「みはし」を紹介していただいた。

わたしは中学まで両親と弟の4人で錦糸町に住んでいた。当時は週末ごとに上野公園だ新宿御苑明治神宮だと連れてもらい、幼少時の写真には四季折々の上野の景色がおさまっている。懐かしい記憶が次々とよみがえり 決めた。そうだ、上野いこうー。

東京駅から上野へ。上野公園の緑エリアをぐるっとお散歩。

かえるの噴水なごむ。この写真にぎりぎり写らない場所でカップルが仲よくしていらしてさらになごみました。いいね。

上野公園から程ちかい「みはし本店」であんみつ(450円/お安いでしょう)をいただきました。やさしい素朴な甘さがおいしくて あやうく追加注文しそうになるところをぐっとこらえた。あぶない。

あんみつをいただいた後は上野から神保町へ。文房堂では主に色鉛筆に心を奪われました。文房具店大好き。Aさん素敵なお店をご紹介いただいてありがとうございます。
夕刻渋谷で待ち合わせ、代官山は猿楽珈琲でお茶。ベイクドチーズケーキは苦めのコーヒーにマッチして大変おいしかった。

Aさんとはたくさんお話をさせてもらった。ように思う。勝手に思っている。
渋谷でさよならした後、自分が随分と安寧とした気楽な気持ちでいることに気付いた。胸いっぱいに空気を取り込んで深呼吸できたときの、そんなのびのびした気分。お会いできてよかった。感謝しています。

わたしがことばというものをすごいと思うのは、それが気持ちを表現できるからだ。ことばは受け止める側がいて成り立つものだから(この拙文も誰かが読んで受け止めてくれるかもしれない)発した側と受け止めた側の気持ちの差分が少ないほど、お互いの思う部分の本質に直結するようにおもう。
会話の中のひとことが自分にとって大きな意味を持つ相手に会えることは何にもかえがたい。とはいえ ことばが感情を表現できる能力には限界がありますね。一緒にいるとなぜかいつのまにか癒されている、こんな人たまにいます。こういう人もかえがたい。人はことばだけじゃない部分で様々な情報を受け取っている。だからこそおもしろい。
ことばを丁寧に扱う人。やさしい喋り方の人。別に喋らなくても伝わる感がある人。ことばを求めない人。呼吸がゆっくりな人。そういう人だと思いました。自分もそうありたい。

Aさんのおかげでとても有意義な東京散策ができました。第二弾また開催したいな。
感情や思い、曖昧なことを曖昧なまま鮮明に留めておけるとよいのに。記憶の経年変化に少しでも抵抗するために拙文を記しておく。