9/13 (水) St.Moritz ~ Diavolezza & St. Moritz 散歩

霧のち晴れ。
朝食時にホテルのフロントスタッフに今日の天気予報を聞いて、2日目の予定は以下に決めた。

  • 午前 : Diavolezza 展望台
    • 標高2,973mの山。頂上に展望台があり、目前にベルリナアルプスと氷河を望むことができる
  • 午後:St. Moritzの街を散歩
    • 散歩がしたかった

以下に記す情報は、自分の体験と、事前に準備した地図とインターネットから、またホテルのフロントスタッフと迷子から救ってくれた街の方々によるものです。

St. Moritz

朝のサンモリッツ湖(散歩)。

スイスの南部に位置する標高1,900m近い場所にある山岳リゾート地。来てから冬季オリンピックやスキーの国際大会が複数回開催されていると知りました。冬は各国の代表スキー選手や有名なスキーヤーが多くやってきて、毎年大きな大会や合宿が開催されるそう。どおりで周りの切り立った山に目を凝らすといくつもリフトやゴンドラがあるのが見えます。また、世界の富豪が避暑や冬のバカンスのためにセカンドハウスを構えているそうで、高台に素敵な高級アパートをいくつも見ました。
景観の美しさはもちろん、街の人々も観光客には親切で一人客にも居心地のよい街。道に迷っていると何度かドイツ語で「助けられることある?」と声をかけてもらいました。言葉がわからなければ、In English, please? をするとたいてい英語で話をしてもらえます。
山と湖が近くてどこを歩いても美しく、坂と階段がたくさんあって迷路のよう。お気に入りの街になりました。少し歩くとハイキングコースもあり散歩好きにはとてもおすすめできます。
ただし難もあって物価が高い!ミネラルウォーター1本 1.88フラン(250円超)。宿泊先のホテルで歯ブラシセットを購入したら、手数料とホテル価格相まって 歯ブラシ+歯磨き= 9フラン(1,000円超?ハァ???おこ!)。夜ごはんはCOOPでサンドイッチを買ってホテルで食べています。ただしカフェは比較的安価で日本と変わらない(8フラン程度、1,000円くらい)。
そして時差ぼけがひどい。日本との時差は+7h、夕方になるとぼうっとしてつい昼寝、2:00~3:00amごろに目が覚めます。あぁ日本が恋しい。そろそろお米がたべたい。

AM : Diavolezza 展望台

Diavolezza からの展望。
目前に4,000m弱の山々が連なる圧巻の景色。この右方向に、ベルリナアルプス一の標高を誇る Piz Bernina がある。

サンモリッツ駅からレーティッシュ鉄道に乗車し、ディアボレッツァ駅で下車。そのまま乗り続ければイタリアまで行くことができる鉄道で、せっかくSt. Moritzに来たのならぜひ!とホテルフロントの方におすすめしてもらいました。霧が濃く冷え込みの強い朝でしたが、霧が収まったあとの天気予報は晴れ。山の景色を見るなら天気が安定している午前のうちに見にいくのがよいと聞き、朝食をとって早々に出かけた。
サンモリッツ駅からレーテッシュ鉄道に乗ると、さっそく森の景色とその背後には美しくとがった山が連続して現れて目を奪われます。サンモリッツから7つめの駅 モルテラッチ駅を過ぎると、車窓からモルテラッチ氷河を望むことができた。

もうものすごい景色!写真では伝わらないのが残念。この氷河は昨今の地球温暖化の影響で1年間に2m以上 後退しているそうです。ちょうど日本人ツアー客と同車両に乗り合わせ、添乗員さんの説明を一緒に聞かせてもらうことができました。
Diavolezza展望台では1時間ほど過ごしました。山の上の気温は4℃。冷たい風が始終吹くので寒さで凍える。軽装で来た自分は震えていました。夏でも10℃に満たないそうで防寒対策は必須です。手袋と風除け、サングラスもあるとよい。

PM: St. Moritz 散歩

楽しみにしていた散歩〜。坂や階段があると街に表情ができますね。

駅から少し上がったエリアはハイブランドのショップが立ち並ぶ通りです。高級車とおしゃれに身を纏ったかっこいい人々が行き交っており、眺めているだけで目の保養になります。そんな様子を眺める自分はたいへんヘンテコな格好をしており、この通りのみなさまと同じ道を歩くのが恥ずかしい。今回はシャーっと通り過ぎるに留めましたが、本当はもっとおしゃれをしてゆっくり歩きたかった。

しかしわたしはもう少し賑わいのある坂のエリアをぐるぐると歩き回るほうが好きになりました。学校広場周辺から山の方面は階段と坂で迷路のように入り組んでおり、あれ?この道さっきも歩いたよね?なんてことを10回くらい繰り返します。今日の散歩はまっすぐな道がなく迷うのがデフォルトで、時おりひとに道を聞きながら思うままに時間を進めていました。高地のせいかすぐに息がきれる。ハァハァしながら階段を上がり下ったところで突然展望が開け、目前に切り立った山々が望めたりして、歩いていて飽きません。
アパートのデザインや窓辺の飾りもの、お庭の様子、家々の照明が粋な感じで、ずうっと歩いていられます。自分が一緒にいて楽しい/安らぐタイプに「食べるのが好きなひと」「一緒に散歩ができる/したいひと」というのがありますが、この街は散歩好きなひとと一緒にぶつぶつと話をしながら歩くのが楽しそうに思った。あれ!なんだこれは!突然階段が現れた!坂?階段?どっちを選ぼう!と一人でやっていました。楽しかった。

↓は有名な建築家(なんとか/あとで調べて書く)がデザインした高級アパート。このあたりの高台は歩いていてすごく楽しかった。

今回の旅の相棒は Forest Shoemakerの靴にしました。中敷きに "If you feel like it, you can walk the whole world. " とある。石畳に茶色の革靴は似合います。

夕方ホテルに帰り、仮眠のつもりが爆睡してしまった。充実した1日でした。

9/13 写真

https://photos.app.goo.gl/bLwrjbLj0OPZosN62

ただいま5:50am. 眠くなってきました。今日はSt. Moritzを離れます。鉄道で移動の1日となりそう、次の宿泊先を目指します。