夜の時間

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年が明け極寒の日が続くのであたたかな話がしたいと思いましたが思い浮かびません。外は寒風にさらさらの雪が舞っている。

 年末休暇に入ってから毎晩22~23時になると珈琲やアールグレイ, チャイを日替わりで淹れて夜のお茶タイムを楽しんでいる。 寝る前のお茶だから軽いのみもののつもりが、クッキーやちょっとしたスイーツを伴うと楽しさが増し、今日までそれが習慣になっている。年末年始の映画特集を観たり音楽を聴いたり本のページを繰ったり時候の便りを書きながら、ああ秋口から年末にかけてこういった時間を一切作れていなかったなぁと気づいた。なんでだろうと考えてみたが他の何のせいでもない、自分の狭量が問題だ。

急かされて過ぎていく日常に追われ、気持ちの余裕のなさが相まって、情けないことにいろいろなものごとを自ら遠ざけてしまっていた。自分の時間を自分で舵取りできないなんて嫌だ。機会は自分でつくりたい。どうも切り替えが下手で困る。

そういえば「機会があればではなく、機会は作るもの。会えば口にはしなくても、自分にとって君は・その時間は大切と自然に伝わる」 と言った人がいた。それは私たちが旅先からあるいは季節の節目に便りを出す思いに似ている。

時間の経過をそんな風に積み重ねていけるとすれば、まあ少々繁忙でも歳が増えていくこともそんなに悪くない。今年はもっと便りを書きたいな。外(旅)に出る機会も増やしたい。枕元に積んである本の高さがあぶない。

写真は雪の金沢。丘と吹雪の様相を見てトーベ=ヤンソンの童話の一節を思い出していた。先ほど京都駅に降り立つとこちらも厳しい寒さで指先が痛かった。

雪の影響で移動に3時間超かかったよ。

冷えますね。本年もよろしくおねがいいたします。