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嵐山を散歩

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JR山陰線 嵯峨嵐山駅で下車をしてひととき散歩をした。紅葉を期待してカメラを携えたものの人集りが激しく落ちついてファインダをのぞくどころではありませんでした。年末にかけて賑わいはやみそうにないな。

渡月橋に着くころ小雨が降り出した。川沿いに並ぶお店の軒先を間借りして雨宿り。
まだらに色づく目前の嵐山や風に吹かれてはらはら落ちる葉をぼうっと眺めながら もの静かな友人と時々言葉を交わす。風で枯葉同士が擦れてさらさらなる音に耳を澄ませる。一刻一刻 時間が過ぎるのをゆっくり感じていたら、なんだか不思議な気持ちになった。生きている間にこんなひとときをどれだけ持てて覚えていられるんだろう。

嵐山らしい山の景観や色づいたもみじや友人の笑った顔どれも見惚れるだけでシャッターを切れていない。イガイガ植物やら赤色の実とか緑の道などどこでも撮れそうな写真ばかりを残している自分はあほだなー。
しかし写真として残ったとしても、少し別な気がする。笑顔の一瞬や声や形容しがたい紅葉の色合いの「あの感じ」を忘れないように記憶に刻みたい。うう言語化できないこの脳の出来具合が悲しい。
見えないことや曖昧なことを曖昧なままきちんと覚えていられればーーといつも思う。
雨が上がり雲の合間から青空が見えた時、友人が「ああ雨上がりもいいねぇ」と言ってしばらく黙った。思い上がりですがそんな時にふとその人を理解できた気になってしまう。

帰りは嵐電を利用して帰宅。四条大宮駅初上陸を果たした。