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昨日は水墨画を見るような雨の日で家事と読書と昼寝に時間を費やした。この4冊を約2時間置きの間隔でぐるぐる⇄昼寝のローテーション。

道草途中の本屋でタイトルと装丁に惹かれて手に取った輝く夜は5編から成る短編集。残念やられた感をするのが嫌でタイトル買いはめっきりご無沙汰でしたが 予想以上にピュアで美しい作品でよい買い物をした。5編とも女性が主人公の設定で彼女たちの視点で話が進行していく。主人公の感情の揺れや心の機微は自分のそれと被ることが多く納得感があって、男性著者であるところの百田さんすごいです。調べてみると作家デビュー二作目だとか。へええ。
クリスマスにリストラに遭遇してしまう女性を描いた「万年筆」、自身の過去を酔った勢いでタクシーの運転手に暴露するところからはじまる「タクシー」この2編が印象に残った。自身の過去を反芻しながら彼女たちが願う一片が少しずつ叶っていく様にじんわり心が温かくなる。読み終えた時ちょうど夕刻に差し掛かる時間で(昨日は完全に時間感覚が麻痺していた)雨は止んでおり、灰色の雲の向こうに明るい空があった。自分の心も晴れていた。

夢をもつ希望をもつということは、自然と出てくるものにまかせるもので無理に思うことではないと思う。読後そんなことを考えていた(ような気がする)。


存分に昼寝をしたはずなのに日付が変わる頃にはしっかり睡魔が訪れてくれて 月の影 影の海(下)-十二国記を再読しながら寝落ち。深夜3時頃に目覚めるもそのまま就寝。